観戦会

2003年3月1日

オリックス−阪神〜オープン戦(グリーンスタジアム神戸)/雨天中止

(兵庫県・兄やん/関西支部)

この観戦会を企画した当初は、見どころ満載、話題に溢れた試合となるはずだった。「吉井・マックvs伊良部」のメジャー対決が実現することが濃厚だった。あわせて、この日は新しく改装されたグリーンスタジアム神戸の記念すべきお披露目の日で、それに伴い数々のセレモニーが実施されることになっていた。

さらに翌日は倉敷マスカットスタジアムでも今季初のオープン戦が実施され、ダラ球会西部支部(仮称)観戦会として設定された。3月1日のこの“関西圏で今季初のオープン戦”が関西支部観戦会として設定されるのは、ごく自然な流れだった。

これを公式に発表したのが1月31日。しかし、実際に2月に入ると、球界の事情は少しずつだが変わっていった。伊良部が2月中旬に入って体調を崩し、さらにはマックが2月下旬に故障で戦線離脱してしまった。ともに3月1日の登板の可能性が消えてしまい、話題の“メジャー対決”は幻になってしまったのだ。

追い討ちをかけるように、当日の天候も微妙だった。開催1週間前の2月23日時点で、3月1日の兵庫県南部の降水確率は40%。これでもかなり微妙だったが、翌日以降、この数字は40→50→60→70→・・・・・・前日には80%。そして当日の朝。「降水確率90%」地図にも曇りマークすらない状況。もはや試合開催は絶望的だったが、予定通り球場に向かうことにした。案の定、午前10時に中止が決定した。


中止の案内

11時過ぎに球場そばに到着した私は、球場の最寄り駅である神戸市営地下鉄・総合運動公園駅の構内で待機。集合時間(12時12分)までに集まった会員は、広島から来られたいの一番さんただ一人。待てども待てども、参加者は増えず。記念に写真を撮ろうにも、周囲にはほとんど人がいない。集合写真すら撮影できない状況。関西支部初の観戦会にして、ダラ球会史上最小規模(おそらく)の観戦会、いや「非」観戦会となってしまった。


球場前の寂しい風景

雨の中、とりあえず球場周辺を散策することにした。まず訪れたのはグリーンスタジアム神戸サブ球場。ウエスタン教育リーグ・サーパス主催ゲームは、ここで実施される。雨なので、誰も練習すらしていない。当たり前だ。少し歩いて、「神戸えび工房」でお昼御飯。神戸に住んでいたらまったくきくことのないカープの最新情報をいの一番さんからいろいろ教えていただいたり(註・筆者は2年前まで広島に住んでいた)また、各地のファーム球場の写真、今春の阪神安芸2軍キャンプ写真の数々を見させていただいたりしながら、時間は過ぎていった。

その後は青濤館(オリックスの合宿所)、室内練習場付近を訪れた。寮の入口から誰か選手が出てきたようだが、顔と名前が一致しない。合宿所生活をするほどのランクの選手は知名度がほとんどない、それがこのチームの実態なのかも。サーパス神戸の移動用バス、「ANABUKI」の文字は当然ながら消されていた。

そしていよいよグリーンスタジアム神戸の本球場に向かう。球場より高台から見たら、少しはグラウンドは見えるかな〜? 期待するも、ギリギリ見えず。内野スタンドで精一杯だった。球場に近づき、今度は外野周辺を歩く。外野席入り口からグラウンドが見えるかも?期待は甘く、扉は固く閉ざされていた。扉の隙間を無理矢理覗いてみる。少しはグラウンドが見えたが、よくわからない。やはり、中に入って見てみたい、と余計に思った。


高台からグラウンドを見ようとした


外野席入口の扉から無理矢理グラウンドを覗いた

そのまま総合運動公園駅に戻り、地下鉄で三ノ宮まで。B-WAVE(ブルーウェーブのお店)に訪れた。本日発売となったブルーウェーブのイヤーブックを購入したところで、時間は3時半頃。少し早いが、ここで解散し、「幻」の観戦会は幕を閉じた。リベンジを果たすべく、筆者は次週の平日の試合に思いを馳せる(続く・・・のか?)

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