10月16日ロッテ−オリックス
(千葉マリンスタジアム)

(千葉県・ふさ千明)

20世紀プロ野球公式戦最終試合

入場者全員に観戦証明書が出るということで好事家の口の端にも乗ったこの試合。本来ならこの日はバイトに出なければならなかったのだがそこはそれ。事情が事情だけにどんな小ずるい手段を使っても休む覚悟だったが‥‥。

「休みます」「いいよ」簡単に休めた。ありがたいことだが、ちょっと拍子抜け。その他色々しがらみはあったが、全てを振り切って球場に向かった。

毎年のことだがシーズン最終戦は内野自由席が開放され入場無料となる。昨年は園川現役最後のピッチングを見た。前日の試合が雨で流れていればこの日はダブルヘッダーで、タダで黒木と小野のピッチングが見られるという非常にお得な試合になっていたのだが、さすがにそんなうまい話はない。

幕張本郷駅からバスで球場までといういつものルートで行こうとしたが、たまたま停留所に止まっていたのが海浜幕張駅行きだったため気まぐれを起こしてそれに乗り、マリーンズボールパークに寄った。

その上プレナ幕張内のロッテリアでカツレツバーガーを買った。“ロッテがカツ”という今時誰もやらないような縁起担ぎである。客がぎゅうっと詰まったマリーンズ号で球場入り。

入場の際に観戦証明書をもらい、中へ。この観戦証明書、いい紙を使ってある上、カラー刷りの立派なものである。

裏面には『20世紀選手成績の軌跡』として各部門でチームトップの成績を上げた選手の名前と数字が球団創設以来50年分(打者部門5、投手部門4)全て記入されていた。栄光の時代とそうでない時代がハッキリ見て取れるのが悲しい。

例えば86年のチーム最多本塁打が落合の50本でリーグトップ。それが翌87年は古川の12本がチーム最多でリーグ18位‥。投手部門で言えば90〜92年の3年間、チーム最高勝率が5割を切っているのが何ともはや。

それを手に中へ入って真っ先に向かったのは弁当売場。今シーズン最後の石井浩郎弁当&ジョニー黒木弁当を買うために。しかし、試合開始1時間前だというのに、完売。しかも弁当売場には見たこともないような長蛇の列。そのため第二候補のホットドッグコンボもあきらめてすごすごと立ち去る。

「なにがあった?」首を傾げずにはいられない。平日の消化試合でイチロー不在のオリックス戦という、普通ならおよそ“タダでも入らない”カードではないか。しかもどっちもBクラスが確定している。タダだからか? 観戦証明書目当てか? まぁ、去りゆく20世紀プロ野球を惜しんでというのが一番納得が行く理由かも知れない。席へ向かう途中、グッズショップ前でむさしさんと出会う。

私は買う物もないのでそのまま席へ。既に来ていたかねこくんと、途中買ってきたスポーツ新聞を広げてアレコレ話す。そのうちにむさしさんが席に戻ってくる。そしてたけがわさんも合流する。かくして20世紀最後の試合も、いつもの観戦スタイル。

特にこれというセレモニーもなく、いつも通りに始球式だけやって試合開始。先発はマリーンズ小野、ブルーウェーブ嘉勢。ちょっと前までは「オイオイ、先発嘉勢?」とか思ったものだが、最近ではすっかり“ピッチャー嘉勢”になじんでしまった。20世紀最後の公式戦を飾るとは当人も夢にも思わなかったことだろう。

スタンド全体、いつもよりいささか多めの入りで試合開始。相変わらずさみしいのはレフトスタンド。外野席はタダではないから、常にも増して条件が悪いというのも理由としてあるだろう。

1回表

1番の田口壮、追い込まれてサードゴロ。2番大島公一は粘ってフォアボールを選び、ワンナウト一塁。3番五十嵐章人、初球打ちは一二塁間へ。堀、追いついたものの弾いてしまい、その上見失ってオールセーフ。1死1,2塁。

このチャンスに、アリアス&ナナリー二者連続の空振り三振。ナナリーは前回の対決で小野から2打席連続ホーマーを放っており、明らかにそれを受けての起用と思われたが、再現ならず。二者残塁でチェンジ。

1回裏

1番小坂誠サードライナー。ナナリーのグラブ捌きは軽い。2番福浦和也、フルカウントからファール、ファールで粘る。8球目、打球は前に飛んだがナナリーの守備範囲。サードライナー。堀もフルカウントまで持ち込んだが空振り三振。三者凡退。

2回表

6番谷佳知ストレートのフォアボール。ノーアウト一塁。7番藤井康雄がセンター前ヒットで続く。ノーアウト一,二塁。8番日高剛がキッチリ送ってワンナウト二,三塁。9番塩崎真に、いきなりボール2つのあとストライク、ファールと来てカウントツーツーからの5球目、打球はサードへ。ヒヤッとしたもののサード初芝無事掴んでホームへ。谷タッチアウトでツーアウト一、三塁。

なおもチャンスに田口初球を引っかけてセカンドゴロ。またも二者残塁。チェンジ。小野晋吾、不安定な立ち上がりである。

2回裏

この回は4番の初芝清から。最終戦だからか、ライトスタンドからは珍しくトランペットで落合以来の応援歌が聞こえてきた。「♪気迫の一打〜もってこいもってこい初芝」という歌詞らしいのだが、私にはどうしても「♪ロッテの夢は〜観客動員百万人」と聞こえてしまう。あまつさえ口ずさんでしまう。

カウントツーワンからの4球目をフルスイング。打球は一直線にセンターバックスクリーンへ。ソロホームランで一点先制。0−1。先代といい初芝といい消化試合には強い背番号6。

続く5番石井浩郎も「熱くなれ石井」の声を背に、負けじとライト前ヒット。ノーアウト一塁で、6番大村巌登場。久しぶりにライトスタンド及び一塁側客席から「いわいわお〜」コール。みんなすっかり前段の「ここで一発ホームラン」という歌詞を忘れている気がする。前半と後半で明らかに声量が違いすぎるので、そんなことを思った。

「やっぱりこれがなきゃあ♪」何か違う気もしたが、名物は名物。これをやる機会が少なかった今シーズンはどこか物足りない気がしていた。大村に対し、嘉勢の球はボール先行。ツースリーになったあと、ファール、ファール、またファール。粘ったあげくの9球目、セカンドフライ。

嘉勢は7番の天野勇剛に対してもボール先行。3球目にようやくストライクが入り、そこからファール2つ。あっという間に追いつめられてしまった天野。勝負球は6球目、天野のバットは空を切り空振り三振。8番清水将海、あっさりレフトフライ。この回一点止まり。

3回表

大島初球を打ってセンター前ヒット。ノーアウト一塁。五十嵐は送らずレフトフライ。アリアスの打球はサードへのゴロ。打球の飛んだ方向を理解した瞬間から冷や汗が出た。期待(?)に反して初芝無難に打球をさばき5−4−3のダブルプレー。チェンジ。「やれば出来るじゃないか〜」飛んだ野次に思わずうなづいた。

3回裏

この回先頭の9番サブロー見逃し三振。打順トップに戻って小坂。「♪走ろう 走ろう 小坂は元気〜 走るの大好き〜どんどん走ろう〜」の応援歌を背に、ツーナッシングからの3球目、流し打ちの打球は三遊間へ。ショート塩崎横っ飛びも一歩及ばず、センター前ヒット。ワンナウト1塁。

塁に出た瞬間からライトスタンドで「走れ走れ小坂」コールが起こったりする。福浦の3球目、その期待を受けて、小坂はスタートを切った。悠々セーフで今季33個目を記録。これでワンナウト二塁。チャンス到来。

そしてカウントはフルカウントまで行きながらも、福浦空振り三振でツーアウト。続く堀の6球目、嘉勢が暴投。小坂歩くように三塁へ。こうなると堀のペース。ライト前にタイムリーヒットで小坂生還。0−2。初芝もライト前ヒットで続き、ツーアウト一、二塁。さらに石井フォアボールで、満塁になる。

ここでブルーウェーブ内野陣、早くもマウンドに集まって協議。「間を取ってるのかな?」という想像が当たったらしく、結局交代無し。嘉勢の続投。ここでバッターはチャンスに強い大村巌、期待がかかる。ボール、ボール、ファール、ボール。カウントワンスリーからの五球目、フルスゥイングから放たれた打球は高くあがったものの、喜びは一瞬。ライトフライでチェンジ。

4回表

ナナリー見逃し三振。谷ショートフライ。藤井センターフライで三者凡退。3人とも4球で片づけ、この回わずか12球。小野、ようやく軌道に乗ったか。

4回裏

天野ショートゴロ、清水空振り三振、サブローライトフライ。三者凡退。嘉勢も踏ん張っている。

5回表

日高ストレートのフォアボール。塩崎にもボール、ボールと怪しい気配。危うし小野晋吾。ノースリーからストライク2つ入るあたりがさすがと言うか何と言うか。塩崎サードゴロで日高はセカンドへ。ワンナウト二塁。

田口ショートゴロ。今度はランナー動けずツーアウト二塁に変わる。大島粘ってフォアボールを選びランナー一,二塁。五十嵐センターフライでチェンジ。

5回裏

四球目小坂また走った。今度は送球間にあってアウト。福浦ライトフライ、堀レフトフライでチェンジ。回が終了すると、ライトスタンドに『感動をありがとう20世紀プロ野球』という横断幕が出現。試合成立のタイミングに合わせたようだ。

また、このあたりからレフトスタンドにもマリーンズファンの姿が見えるようになった。そしてその数は次第に増え、最終的には半分以上を埋めるほどに膨れ上がっていった。

6回表

アリアス、ノースリーから打ってでる積極策もショートゴロ。ここまで2三振のナナリー、この打席も空振り三振で3打席3三振。過日の小野キラーっぷりはどこへ行ってしまったのか。ツーアウトとなってバッター谷。初球を打ってレフト線を破った。ツーベース。

イニングが終了すると、小野晋吾初完封の映像がオーロラビジョンに映し出される。思い返せば今シーズンの小野は“家貧しくして孝子出る”の見本のような働きだった。彼がいなければ今年のマリーンズがぶっちぎり最下位だったことは言を待たない。

6回裏

初芝2球目を打ってライトフライ。石井ファール2つで粘ったもののサードゴロ。大村も2球目を打ってレフトフライ。三者凡退。チェンジ。4番から始まった上に石井、大村と名物応援が続いたのだが、攻撃自体は何かこう、淡々としていたように思えた。

7回表

日高はあっさりセカンドゴロ。塩崎は粘って粘ってセカンドゴロ。ツーアウトになり、打順はトップにかえって田口。ここまで3タコなので、今日はダメかな、などと思っていると打球はライト線へ。見事な好打で快足を飛ばすまでもなくツーベース。これだから田口は油断がならない。ツーアウト二塁。6回に続いてツーアウトからのチャンス。大島初球を打ってセンターフライ。チェンジ。

7回裏

天野空振り三振。清水ライト前ヒットでワンナウト1塁。サブロー上がりすぎのライトフライ。小坂初球を打ってレフト前ヒット。これで小坂は三安打目、猛打賞。ツーアウト一,二塁。

福浦フルカウントから粘って粘って、8球目をとらえてレフト前タイムリー。1点追加で0−3。なおもツーアウト一,二塁。ここで山本監督が動いた。堀に代打佐藤幸彦を投入。スタンドから「幸彦」コールがわき上がる。

それを見て仰木監督ここで嘉勢をあきらめ、ピッチャーを加藤伸一にスイッチ。本来なら加藤は先発要員だが、何しろ最終戦なのでその辺の頓着がいらない。仕切直し。

マリーンズファンのあいだでは人気の高い佐藤。来シーズンはぜひ他球団ファンからも一目置かれる存在に‥‥などと思っているうちにピッチャーゴロ。チェンジ。

8回表

マリーンズ、代打した佐藤に代わって3番にセカンド・酒井忠清が入る。先頭の五十嵐、ツーナッシングからボール3つ選んでフルカウントに持ち込み、さらに一球ファールで粘る。このイニングに来てこの粘りはピッチャーにとってかなり嫌であることは想像に難くない。そして7球目、センターへライナー性の飛球。諸積前進前進。捕るか、落ちるか、捕るか‥‥捕った。ナイスプレーに拍手を贈る。

次打者アリアスはあっさり見逃し三振。ツーアウトランナー無しとなったところで、仰木監督ついに動く。ナナリーに代打葛城。さすがに3打席3三振では見切りをつけざるを得ないであろう。小野、リベンジは成った。しかし代わった葛城に粘られたあげくライトへ打球を持っていかれ、ツーベースを喫した。

続く谷にもレフト前に運ばれてツーアウトながら一、三塁となってホームランが出れば同点という場面。そしてここで登場するのはホームランバッターの藤井。おあつらえ向きな場面だったが、藤井初球を引っかけてセカンドゴロ。チェンジで、結局この回もゼロ。小野の好投続く。

8回裏

ブルーウェーブ、代打した葛城がそのまま入ってライトの守備につく。この回先頭の初芝、フルカウントからレフト前ヒット。これで3安打目、猛打賞。そして石井の打席で、代打秦が告げられた。名前がコールされると同時に、「秦真司!」「ハタシンジ!」「秦真司!」秦真司コールがライトと言わずレフトと言わず球場中からわき上がった。今年限りで引退するこの素晴らしいバッターへの惜別の思いを込めて。

マリーンズの選手としては今年一年のみで、通年での活躍ではなかったものの、一プロ野球ファンとして秦真二という選手には敬意を表したい。思い返せば92年の日本シリーズ、スワローズが崖っぷちまで追いつめられた第6戦。延長10回まさに起死回生のサヨナラホーマーを放ったシーンが懐かしい。既にあれから8年が過ぎている。

今シーズンの思い出としては7/16のライオンズ戦、怪我をした清水将海に代わって9回表から急遽マスクをかぶったことだろうか。無論彼の勇姿はこんなに簡単には語り尽くせない。観客それぞれの思いが、秦真司コールには込められていることだろう。みんなが惜しんでいた、このバッターとの別れを。最後、せめてヒットで飾ってくれたら‥。

『お疲れさまでした 秦選手』という横断幕も見える。一球ファールを打っての二球目、ミートした打球は右中間へ。深々と破ってボールは転々。一塁ランナーの初芝走る走る走る。今まで見たこともない好走塁。いったんサードベース手前でスピードを落としかけたが、佐藤兼伊知サードベースコーチのグルグル回す腕を見て再加速。見事ホームインで秦に打点がついた。おそらく、生涯最後になる打点が。これで0−4。

与えられたチャンスでキッチリ結果を出した秦の勝負強さに感服した。「秦真司!」「秦真司!」「秦真司!」一層声が膨れ上がる。セカンドベース上でライトスタンドへ、そして内野席へ向かって深々と頭を下げる秦。

ワンナウト二塁。諸積レフト前ヒットでノーアウト一,三塁。天野に代打平井が送られ、きっちりレフト線ツーベース。秦、生還。一点追加で0−5。ノーアウト二,三塁。ブルーウェーブナインがマウンドに集まって、ベンチからは河村ピッチングコーチも出てきた。加藤ここまで。ピッチャー高橋功一が告げられる。

交代の間、再び「秦真司」コールがわき上がった。試合の空白を活かしてのちょっとした盛り上がりかと思ったが、秦{人がベンチから出てきた。そして再び深々と礼をし、引っ込んでいった。出てくるところから、引っ込んでベンチで涙ぐむ姿まで一連の動きがマリーンビジョンに映し出されていた。

『テレビじゃ見れない千葉マリン劇場』とでも言おうか。これが見られただけでも、来た価値は充分以上だ。この盛り上がりの中、黙々と投球練習をしている高橋。今思うと、さぞやりにくかったことだろう。それでもきっちり清水を空振り三振にとるあたり、高橋もプロである。

そしてサブローに代打吉鶴。「吉鶴?」同ポジションの清水に代えての起用ならわかるが‥。代打としてだけ使った場合、もし清水が怪我したらキャッチャーが足らなくなりはしまいか。その場合はあの7月のようにまた秦がマスクをかぶるのだろうか。それはそれで、素敵なことだが。

などとひとり考えているうちに、吉鶴カウントノーツーからの三球目をひっぱたいてレフト前へ運ぶ。これが二点タイムリーになって0−7。打順トップにかえって小坂。空振り三振でツーアウト。福浦レフト前ヒット。吉鶴好走塁でサードを陥れ、ツーアウト一、三塁。守備固めの酒井に打順が回る。キャッチャーゴロでスリーアウト。チェンジ。

9回表

代打した3人のうち、秦はそのまま入り5番・DHに。同じく平井そのまま入り7番・ライトに。そして吉鶴に代わって9番に本西が入りレフトを守る。

日高に代打五島裕二。以前耳にした「ゴッシー」コールはこの日はなかった。それに気落ちしたわけでもあるまいが、あっさり打ち上げてショートフライ。

塩崎に代打佐竹学。じっくり見てこの試合何度目かのフルカウントに持ち込み、7球目をジャストミート。打球は三塁線を破り、ツーベースヒット。

田口に代打松元秀一郎。レフト前ヒット。佐竹三塁ストップで、ワンナウト一,三塁。大島ファーストゴロ。ファースト福浦バックホームもセーフでフィルダースチョイスになる。小野の完封を防ぐ一点が入って1−7。

なおもツーアウトながら一,二塁のチャンス。バッターは五十嵐。彼はあいにくとここまでヒットがない。今日はタイミング合ってないのかな? と思っていたらセカンド併殺でゲームセット。勝利投手小野、13勝到達(5敗)で最高勝率のタイトルを手にした。

敗戦投手嘉勢、1勝4敗。こう言っては失礼かも知れないが、先発して勝ち星を挙げるまでになるとは意外だった。来季は一年を通して先発ローテーション入りするのだろうか‥。

チーム的なことを言えば、これでマリーンズの対ブルーウェーブ勝ち越しが決定した。これで来シーズンも仰木監督の「ライバルはロッテ」発言が聞けることだろう。ヒーローインタビューのあと、山本監督が挨拶。応援への感謝と共に、来年の飛躍を誓った。

そしてサインボールの投げ込みが行われたあと、秦の胴上げが行われる。「秦真司!」「ハタシンジ!」「秦真司!」客席の呼びかけに、秦は胴上げのあとライトフェンス際へ走り、そこから手を振りながらフェンスに沿ってゆっくりと歩いていく。

「秦真司!」「秦真司!」皆、別れを惜しんでいる。私も、そのひとりだ。「秦ー」巨人ファンでもある私にとっては、秦真二という選手は、活躍すればするほど応援チームを苦しめる存在だった。しかし、そういうことを越えて素晴らしい選手だったのだ。

ヤクルト時代から、ファイターズ時代、そして今も勿論。『感動をありがとう 20世紀プロ野球』試合終了と同時に再びライトスタンドに広げられた横断幕に向かって一つうなずくと、球場をあとにした。来年も、来世紀も。そう思いながら。

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