8月27日 イースタンリーグ ロッテ−巨人
(一本杉球場)

(東京都・むさし)

毎年夏の終わり頃に多摩市の一本杉球場では、「プロ野球あすなろ達の戦い」と銘打たれロッテ−巨人二軍戦が行われている。多摩センターには自宅から京王線1本で行けることもあり、私は他に予定がないがぎり観に行くようにしている。

でも今回はわざわざ立川まで行き、多摩都市モノレールで多摩センターへ行った。これは一度このモノレールに乗ってみたかったからである。

モノレールの車内から眺める多摩丘陵はなかなかいい眺めであった。またいつか機会があったら乗ってみたい。

なお、駅の告知ポスターを見ると2日後の8月29日に「西武ライオンズ応援イベント列車」というのが運行されるようであった。

これは2600円で、「多摩モノレール多摩センター駅から上北台駅までの片道運賃」+「上北台駅から西武ドームまでの西武バス片道運賃」+「西武ドーム内野自由席料金」がセットになっていて、レオマーク付きの貸切り列車で運行されるようであった。これも来年にでも機会があったら乗ってみようか。

さて多摩センターに到着。駅前の「多摩そごう」には閉店セールにたくさんの行列が出来ていた。それを横目に見ながら「イトーヨーカドー」で飲み物を購入。

そして球場に向かうのだが、その前にちょっと寄りたい場所があった。それは「ラーメンショップ西海」という店である。前年も野球帰りに立ち寄ったのだが、その時には売り切れで閉店していた。そこで今回は球場に行く前に寄ることにした。

11時の開店とほぼ同時に入店。しばらくすると店の外にはあっという間に行列が出来上っていた。そして一応代表的なメニューらしいので角煮ラーメン680円を食う。

この店は店名からも察しられるように長崎と関わりがあるようで、九州風のトンコツスープながら平戸の海でとれた焼きアゴ(トビウオ)をダシに加えてあり、具には「アオサ」と呼ばれる岩海苔が入っている。また、カウンターには水のかわりに「長崎びわ茶」という飲み物が置かれていた。

さて店を出て再び歩いて一本杉球場に到着。今日の試合は「多摩市あすなろ市民スポーツ振興協会」という組織がボランティアで主催しているため、入場料は「会場整備清掃費」という名目で、大人(高校生以上)600円であった。かつては無料だったのだが、前年は300円で今回はさらにその倍と、年々金額が高くなっている。

試合開始の1時間くらい前に、突如一塁側スタンドで「和太鼓の会 鼓遊」による応援パフォーマンスが始まる。そしてスタンドをチンドン屋のように練り歩く。

前年にはブラスバンドが登場したりと、野球のイベントというよりは「市民イベント」に近いノリだ。なお「鼓遊」のメンバーは試合中にはヤキソバの売り子と化していた。

なお、スタンド上の通路には売店が出ていたが、生ビール400円、やきそば300円、お好み焼き(大)400円、お好み焼き(小)200円、かき氷200円、やきとり100円と、わりとリーズナブルな値段であった。この日は暑かったため、かき氷に行列が出来ていた。

その後グラウンドでは、多摩市あすなろ市民スポーツ振興協会会長、多摩市長、多摩市議会副議長、衆議院・伊藤公介議員、都議会・小磯明議員、多摩市体育協会会長らのあいさつが続く。ここいらへんの長々としたところも「市民イベント」っぽい。

そして少年野球チーム「多摩ファイターズ」から両軍監督に花束贈呈。ちなみにこの「多摩ファイターズ」にはロッテの早川健一郎が在籍していたそうだ。始球式はピッチャー小磯議員、バッターには多摩市長が立ちショートゴロを打った。

さて前置きが長くなったが、ようやくプレイボール。先発はロッテ・薮田、巨人・入来弟。1回表、先頭打者の宮崎がライトポール際にフライを打ち上げた。これをライト於保が見失い、いきなり「初回先頭打者ランニングホームラン」となってしまった。

3回表、今度は打者山田の時に、キャッチャー池野が打撃妨害。池野は前日にも神宮のヤクルト戦で打撃妨害をやらかしているので「2試合連続」である。

このへんで客席に目を向けると、前日の神宮球場でも見かけた秦ユニフォームを着たカップル、田野倉のオリオンズ時代のユニフォームを着た人、某サイトの管理人、そしてライトスタンドにはマリーンズ応援団などが見受けられた。

  

その後試合は、4回表にこの回先頭打者の田辺がレフトスタンドへソロホームランを打ち込み2−0となる。そして巨人は8回から小野にスイッチ。そのまま2−0であっけなく終わってしまった。

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