9月24日 ヤクルト−広島
(神宮球場)

(山梨県・早乙女修牙

シドニーオリンピックにて高橋尚子選手が女子マラソン史上初の金メダルを獲得した2000年9月24日、神宮球場でヤクルト−広島25回戦(終盤消化試合)が行なわれました。

先発は最多勝を狙う、4月だけで5勝したのにその後は故障も有り月1勝ペースの佐々岡と、川崎やハッカミーのリタイアのお陰で今だに先発させてもらえる高木で始まりました。

カープの応援団はプレイボールの時にトランペットのファンファーレに合わせて、メガホンを持った手を広げる仕来(しきた)りがあるんですなあ。知りませんでした。

まず1回表、2アウトから町田・金本・ロペスの3連打でカープが1点先制。2回表、1アウトから西山・佐々岡に連続フォアボールを与えたところでピッチャー高木から藤井に交代。まだ1点しか取られてないのに、しかも2回なのに良いのか? と思ったが、若松監督がいかに今年、高木に泣かされてきたかの顕えと言えるなぁ。

3回表、1アウトから金本に2ベースを打たれたところでまたピッチャー交代、本間。しかし新井・ディアスのタイムリーで2点を追加される。

4回表、2アウト1、3塁から金本が挟まれている間に木村拓がホームイン。4−0。

ここまでカープの攻撃ばかり書いていますが、佐々岡がパーフェクトにヤクルト打線を抑えているんです。しかし4回裏、稲葉が9号ソロを放ち4−1。さらにペタホテンヒット、古田フォアボール、副島内野安打で満塁。ここで岩村がテキサスヒットを放ち、さらにカープの送球のエラーが重なり走者一掃。なんと一気に同点。

これで試合は一挙にスワローズペースとなり、5回裏1アウト2、3塁から稲葉タイムリーで遂に逆転。佐々岡失意の降板。ピッチャー高橋建。ブルペンでミンチーが投げてると思ったらラドウィックだった。似てる。背番号も42と43だし。

ところで神宮球場はチェンジになる度にスコアボードに他球場の経過・結果が出るんですが、この日マジックを1にしていた巨人が東京ドームで中日と対戦していて、ずっと経過が4−0で中日リードであった。みんな今日も巨人の優勝は持ち越しだなあ〜と思っていたところに8回表終了後、いきなり「巨人5−4中日」の文字が…。

二岡がサヨナラホームランを打った瞬間も多少スタンドがざわめきましたが、コレが出た時みんな本当に驚いていました。そりゃそうだ。何が起こったのかわからなかっただろうな〜。

8回裏、カープ5番手で今季初登板の横山を遅まきながら出す。カープアンにとっては本当に遅過ぎたという思いでしょうなあ、達川監督も。

そう言えばこの前日に達川監督の解任が発表されたんですが、バッター真中の場面での微妙な判定にも、どうせやめるんだからと出て行って…と言う様なやぶれかぶれ抗議は有りませんでした。

9回表、高津から浅井ヒットで出塁し、代走に「平成の今井譲二」こと打率.058の福地。盗塁を試みるもウエストされアウト。「平成の飯島」になってしまった。無謀にホームベースに突っ込んで欲しかったのに。

木村拓粘ったが三振。東出レフトフライで5−4にて試合終了。勝ち投手は3番手の本間、敗戦投手佐々岡、セーブ高津でした。結果的には高木に早く見切りを付けたのが良かった。ヤクルトは高木−藤井−本間−石井弘−前田−五十嵐−高津と後になる程良いピッチャーが出て来た感じ。

球場の外に出ると何故か阪神のユニフォーム姿でメガホンを持って歩いていた。何故だ? 最下位脱出の為にヤクルトの応援をしていたのか?

早く帰ってスポーツニュースを見ても巨人の祝賀会とかを見せ付けられるだけなので、青山まで歩いてビクター音楽カレッジ時代によく通った銭湯「清水湯」で一風呂浴びて帰る事にした。だが入ってみたら脱衣所のテレビが日テレではないか。お陰でもう少しゆっくりするつもりだったのに早めに出てしまった。ヤレヤレ。

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