3月30日 メジャーリーグ開幕シリーズ メッツ−カブス
(東京ドーム)

(東京都・たけがわ雅子)

遂にMLB公式戦が日本にやって来る! これはぜひ行きたいものだッ!!と、後先の事を全く何も考えずに「チケットだぁー!」とGET。まずはその時の事を…。

1月29日午前9時30分、後楽園駅ビル「メトロM」にあるプレイガイドに集合。これより一週間前に「ふるさとフェア」で東京ドームに行った時に、ついでに申し込んでいたのだが、「抽選の上で発売」なのだった。

だが抽選と言うのは「購入順番」を決める為のもの。方法は名前を呼び、袋に入ったトランプを引く。カードが赤と青の2種類があり(100人位いたので52枚じゃ足りない)、赤より青いカードが優位で、マークはスペード→ハート→クローバー→ダイヤの順。そして数字はA、2…、Q、Kの順。ちなみに私は青でハートのQ。…道は険しいな。

発売開始は10時だが、私は後ろの方なので列はなかなか進まない。すると10〜15分後には係員や前の方にいた人達から「開幕戦(3月29日)の分は完売」と言う情報が伝わる。私が買うのは30日の第2戦。すると列があっと言う間に半分位になる(笑)。列からいなくなった人達は皆、口々に「ドームなら並べばあるらしいぞ!」と言いながらドームに走って行った。

その光景には残った人達、皆あぜん。すぐ後ろに並んでいた女性は不安になって「私のは大丈夫ですよねぇ?」と聞いて来た。何故私に聞く?(笑) その人の申し込み書には『巨人対サミー・ソーサのいるチーム』と書いてあった。

さて当日。場外では報知新聞が、和英両文による号外を配布。知らん顔して3部程いただく。オープニングセレモニーだが、まずファウルライン上にスタメン出場しない選手や裏方さんまでもがベンチに向かって並ぶ(但し、ホームベースから数メートルは開けてある)。日本ではマウンド付近に並ぶが、ここでも一つ日米の違いを実感。

更に監督が紹介され、ホームベース付近に立つ。次にスターティングメンバーが1番から順に呼ばれて監督の隣に順に並んで行く。パンチョ伊東氏の解説によれば「メジャーの開幕にベンチに入るだけでも、凄い競争を勝ち残った訳だから、その栄誉を称える意味もある」そうである。そう言えば皆、誇らしげだ…って、遠くてよく見えない(笑)。その際に在日米軍軍楽隊が、両チーム本拠地に因んだ曲を演奏していた。いいねぇ!

まもなく試合開始だと言うのに、メッツの1部の選手はファウルライン辺りまで出てきていてストレッチをやっている。これも日本の公式戦では見られない。

TV見ていた人はお解りだと思うが、場内アナウンスは、いわゆる「ウグイス嬢」ではなく、「DJ木村」のボリュームを控えめにした様な男性である。もちろん英語。ちゃんとスコアボードやフィールドを見てないと、誰が出てるのか解らなくなる。

日本でもオーロラビジョンに打席のバッターについての紹介映像が出ることがあるが、プレイがかかると消えてしまう(日本ハムもやってますので確認に来てね)。しかし、今日は消えない。プレイがかかってもそのまま。最初手違いかと思ったが、そうではないらしく最後まで同じだった。

鳴り物のないお陰で、打球の音やグラブに収まる時の「パチン」と言う音もよく聞こえる。2階席20列251番にいて聞こえる程だから(…って番号で言われても困るわな)。 鳴り物はないが、どうやら所々に米国人の団体がいるらしく、彼らがNYっぽい空気やシカゴっぽい空気を作ってくれている。何だかとってもいい感じ。

何やらコールしているのだが。何故か私には「フ・ク・ラ!」に聞こえてしまう(笑)。実は「GO TO BASE!」と言うらしい。

また、最近はあまり見なくなったウェイブもやっている。しかもプレイがかかっても! カブスファンらしき米国人団体が2階席のかなりライト寄りにおり、何度もウェイブを始めるのだが、私のところに来る頃にはすっかり「さざ波」。内房特急かい…。

日本でもお馴染み、ピアザとソーサの打席では凄まじいフラッシュの嵐。昔、野茂が近鉄にいた時にも凄かったが、さすが元・野茂の女房役に「フランクリン」(笑)。

そのピアザの打席には、外野ライトスタンドの日本人が集団で「ピ・ア・ザ!」とコール。よく見たらそこは私が4年前までいた、「日本火災の広告の上」! あそこは応援に熱い人が集まる所なのかいな…。

C席4500円と言うのは、ハム戦のほぼ倍なのだが、この内容なら安い! 何故なら「守備の名手」オルドニェスの102試合振りのエラーに、「世界の盗塁王」リッキー・ヘンダーソンの今シーズン初盗塁! おまけに今シーズン初の延長戦(汗)。

そう、両チームの所属するナショナルリーグは「無制限一本勝負」。決着が付くまでは朝まで生野球! 10時30分を回ると、さすがに帰る人も徐々に出てきているが、それでもまだ普通のハム戦より多い…(某週刊誌には「最後には『ハム−近鉄戦』並の観客数」と出ていたが、最近じゃ西武戦だってあんなにいないぞ!・泣)。

10回裏のソーサの打席は皆さん、ご存じのとおり敬遠。そして起こった大ブーイングはマリンスタジアムより凄いぞ。決着はメッツの代打、アグバヤニの満塁ホームラン。やっと帰れる〜!(笑)

試合終了直前の23時05分にダラ球会のよしながさんから電話がかかるが、気づくのが遅かったので出られず。直後にはむさしさんから「やっと終わりましたね(笑)」とメール。携帯に残ってる受信時刻は、時に23時07分(その為にこの話題を出すのかね・笑)。

いつかシェイスタジアム(メッツの本拠地)やリグレーフィールド(カブスの本拠地)に行ってみたくなっちゃったな。

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