10月8日 近鉄−ロッテ
(大阪ドーム)

(京都府・よしながまり)

ダラ球会でせっかく関西遠征をしてもらっているのに、ちっともこない関西会員。「どないなってんねん!」と会員の方からすこぶる評価を落としていることでしょう。しかぁ〜し! しっかり「(野球)観戦してまっせ!」―というわけで、関西支部(?!)より観戦報告です。

赤堀−黒木で試合が始まりました。初回、近鉄打線は今イチ波に乗れない黒木を攻めたて1点先制。しかし、ロッテも「拝啓・石井浩郎です」(まだやってんのかなあ?)が、一目でそれと分かるホームランを放ち同点。カウントが浅い地点での一発だったので、打った瞬間を見逃してしまったのが残念。

思えば彼は巨人時代から「ここぞ」というときに打っているような気がします。彼は一度打席に立つとただでは終わらないバッター。例えば、ボールの見逃し方、くさいボールのカットの仕方。そして打球の飛び方まで…。そして試合の流れを変えてしまう。阪神ファンとしては何度悔しい思いをしてきたか。

しかし、そのため彼の打席は打つに至るまででも充分楽しめる。むしろフルカウントに近い時に彼の魅力を感じている私にとっては、もう少し粘って欲しかったな、という気もします。

その後ロッテは更に1点を追加し、逆転。しかし近鉄も負けじと吉岡のホームランで同点に追い付いた。結局9回に近鉄が勝つために出したはずの大塚が打たれ、敗戦。一緒に見ていた友人の言葉ではないですが、「消化試合のわりに熱い試合」を見せてもらいました。

試合終了後、大阪ドーム最終戦だったということもあり、梨田監督から挨拶がありました。実はこの梨田監督、シーズン前某番組で「最下位になったら丸坊主にする」という公約を掲げてました。「今ここでやったらごっつおもろいやろな」と思いましたが、前述の友人はあっさり、「おそらく断髪式は”ファン感”でやるでしょう」。なんやしょーもな(苦笑)。

続いては選手によるサインボール投げ入れ。印象が強烈だったのはレフトスタンドにボールを投げ込んだ磯部選手。ロッテ応援団もおおいに沸いてました。やっぱり野球を愛する気持ち(ほんとに形はいろいろすぎるけど)や野球選手に対する憧れにボーダーラインはないんだなと思いました。

選手がグランドを去った後、両チームファンによる応援合戦、というか合同応援がはじまりました。まずは、ロッテ側が近鉄の応援(タオルを縦にしたり横にしたりするやつ)を真似してやってました。たどたどしながらも健気で、変な言葉ですが、何だかかわいらしかったです。

次に近鉄側が一緒にタオルを振り回してました。赤と白のコントラストがとてもきれいで、思わず見惚れてしまいました。こんな光景は初めてでした。贔屓チームの枠を超え、お互いをねぎらっているような感じでもありました。みなさん、おつかれさまでした。選手はもちろん、ファンもがんばって(楽しんで)いるんだなと思った一戦でした。

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