10月21日 日本シリーズ第1戦 巨人−ダイエー
(東京ドーム)

(東京都・たけがわ雅子)

「日本シリーズに、行っちゃった♪」〜日本シリーズ第1戦(応援)観戦記

世間では「夢のONシリーズ」だと煩い。…試合やるの、OでもNでもなく「選手」だろーよ! 私はどっかひねくれてるので、とりあえずそう言っておく。別に負け惜しみでもなく(時々負け惜しみの時もあるんだけど)。

ところが、どこにどんなチャンスが転がっているか分からない。10月のダラ球会観戦会だったか、それとも神宮でだったか、ふさ君からこんな事を言われた。

ふさ「もし、日本シリーズのチケット、あったら行きますか?」

………そりゃあ…ねぇ。行けるものなら行ってみたいさぁ。でもあるのかい?

ふさ「もしかしたら、もしかしたらなんですけど、何とかなる『かも』知れないんですけど。いや、まだどうなるか分からない、仮定の話なんですけど。」

…そんなに強調しなくても、分かったよ。あ〜“もしも”ね。んじゃ程々に期待(?)しとく。“行ける『かも』”知れないかも知れないのね(この日本語は何じゃらホイ…)。

…と言う訳で(どんな訳?)。『かも』が実現の運びとなった。

当日、待ち合わせ場所は「ダラ球会ご用達(?)の、いつもの場所」ではなく(多分、人で一杯だろうと思ったのと、席が外野指定席だと言う事なので)25ゲート外・電光掲示板の下の、12球団のマーク(それも12年前の)が掘ってある石の辺りとした。

…私は…ハム戦でも「ホークス戦の時は人が多い」と言う事を知らない訳ではない。しかし…しかし!…それでもまだ読みが甘かった!! 何じゃぁー、この人出はぁぁぁぁ!!! 尋常じゃねぇぞっ!

一足先に着いていたふさ君も「何ですかぁ〜! この人出はっ!! いくら私でも外野の客が20番ゲートまで来てるの、見た事ないですよぉっ!」

…ごめん、私、91年の8月中旬にこの状態、見てる。確かあの時は近鉄戦で、それも野茂が先発で…。「あっきぃ」が野茂の時だけ「予告先発」しちゃうから…、あ。「あっきぃ」じゃ誰か分かんないね。ごめん、仰木彬さまです(いつも友人とそう呼んでるもんで)。

とりあえず時間つぶしと、腹ごしらえのために「ベースボールカフェ」へ避難(笑)する。約1時間後(早いなぁ1行かよ)、場内に入る。我々の席はレフトスタンドの中でも1番バックスクリーンに近い辺り、柴原のちょっとレフト寄り、前から6列目である。

試合前、スタメン発表の時に「闇売」…ごめん、真面目に書きます。「読売ジャイアンツのスターティングラインナップを、オロ○ミンCがお送りします」すかさず、ふさ君「辞めようよぉー! そう言うの。こう言う日くらいはぁー!」

…ジャイはスタメン発表にまでスポンサーが付くのかいな…。そりゃあ…、辞めとこ。確かに、今日は「特別な日」だ。だからこそ…。しかし、私は映像を見ながら(何せ知らない選手ばかりなもんでねぇ…)別の事を考えていた。

私 「…この映像の作り方、ファイターズのをパクッてないか? んじゃ、ファイターズは『シャウエッ○ンがお送りします』と言ってもらうかなぁ…。まてよ、『ウイ○ー』の方がいいかなぁ? いやいや…『アン○ィエ』の方が…」…こらぁーッ! 何、考えてんだよ、たけがわ!!

最近は忘れてたが、そう言えばふさ君はGファンだった。そうか、詳しいのはマリンスタジアムとマリーンズだけじゃなかったか! …と言うのも、この後には更に「ジャイアンツファイヤー」なる踊りも、披露された。見た事ないけど…。

これ以上言うの、辞めとこ。決して「変な踊り」何て言っちゃあ…、言っちゃったぁ…(あーぁ…)。そしてふさ君は憤り…、「もぉう! 辞めてくれぇ〜! 気をそがれる〜!!」と耳を塞いでいた。

いつもやってるらしいんだけど、おそるべしジャイアンツダンス、あ。間違えたファイヤーだっけか。どっちでもいいや。どーせ私が見るのは、これが最後だろうし。…まてよ。万が一にでもハムがシリーズに出場したら、…やるのかなぁ、「Y.M.C.A.」…。

気を取り直して、試合開始前。両チームの応援団がエールの交換を行った。その頃になると大部、人も埋まってきた。私の前後はどうやらGファンらしい。左側にふさ君。反対側には1人置いて右隣の2人組がどうやらホークスファンのようだ。…ホッ。

すぐ後ろの自由席にはホークス応援団もいるし。すぐ右隣だけは遅かったが、開始直後にやってきた。…どうやらGファン。ぎょえッ!囲まれたー!?

いよいよ試合開始。チアリーダーが出てきて男性アナウンサーの紹介で(…って、これもパクリかぁ?? 私が知る限りでは、チアリーダーこそ出ないが、西武が結構早くからやってた。ハムもパクったな…)、サインボールを投げながらポジションに散る。俄然はりきるふさ君。

ふさ「絶〜対、松井のボールを取るぞー! 骨折してでも!」

…救急車呼んであげるよ、その時は。どこもやることは同じねぇ、と思いつつも…

私 「やっぱハムがシリーズに出たら島田さん(通訳)のしっぶーい低音で『レディ−ス&ジェントルメン! It's a showtime』『Firstbaseman, Michihiro “GUTS!" Ogasawara〜』って紹介されるのかなぁ…」

…えーかげんにせぇよ、何考えてんねん! いや、だって別にジャイの選手のサインボールなんて欲しくないし。ボーっとしてて万が一にでもコボレ球が来ちゃったら、ふさ君に渡せばいいんだし。

そう! 結構“ボーっ”としてる人のところにコボレて来ちゃうもんです。この時も松井秀喜が投げたボールの1つは私ではない、ホークスファンの元にコボレ落ちてしまった。だがその後がいただけない。

何と取ってしまった人間は「いらねぇよっ!!」とばかりに、すかさずグラウンドに投げ返してしまったのだ。大人気ない。せめてそこら辺にいる(であろう)Gファンのガ…いや、お子ちゃまにでもあげればいいのに。

しかし、飛んだなぁ。ショートの辺りまで行ったぞ。幸雄じゃなくて、…誰だっけ? 誰だか知らないけど(同じ東京ドームでも、パリーグの試合だったら背番号見れば分かるのに〜・泣)、遊撃手が取って外野手に投げて、改めてスタンドに投げ込まれた。

試合はシドニー五輪/女子マラソン・ゴールドメダリスト(で1面をどっかのチームに取られた)高橋尚子さんの始球式で始まった。

ホークス応援団が初回の攻撃用のファンファーレを演奏中、先頭打者の柴原は、あっさり初球をセンターフライに打ち上げてしまった。こらぁ〜!せめて自分の応援歌のイントロまでは粘らんかいっ! …と言う訳で初回の攻撃はあっさり終わった。

その裏、私の両隣と前後はいきなり賑やかになった。確か、さっきまではホークスファンが、あそことあそこと(中略)、それから一人おいて右隣りに2人いたはず…。なのに今、この場には自分しかいないような錯覚に捕らわれる。

前後左右で「ヨッシノブッ!」とコール。その高橋ヨシノブは三振。「やったァ〜♪」と喜び叫ぶ私とあちこちに点在するホークスファン。黙って座る前後左右両隣のジャイファン。

続くゴジラ松井がホームラン。「ウォ〜ッ!!!!」立ち上がって、狂喜乱舞の前後左右両隣のジャイファン。特に私の右隣り(ふさ君ではない。一人で来た知らない人)はイスの上に立ち上がって、両腕突き上げている。一方ホークスファンは…、存在を忘れ去られているようだ(特にTV中継)。

ちなみに私は「9月に書いた観戦記の、1日目の内容、取り消してあげようか?○○田部くん…」とアタマ抱えてました(呼んでたのはお前だったのか!?)。だが、これで闘志が湧いてくると言うものだ(笑)。

2回表。歌い、応援する私。「♪その一打で〜 畳み掛けろ〜 それ今叩け 力入れ ボールを飛ばーせ〜」カットバセ!松中!! 仁志がジャッグルしながらもアウトにしてしまう。喜ぶ両隣。あー、気を取り直して次は城島。「♪凄い若鷹だ〜 どこまでも飛ばす〜 レフト越え フェンス越え スタンドーまで飛ばーせ〜」

狭いが、歌いながら小さく踊り、「カットバセ〜!城島ァ!!」叫ぶ私。打つ城島。あ〜ぁ、…あれぇ!? やけに飛ぶなぁ。でもファウルだよねぇ? えっ?あれぇ?入っちゃったみたい〜?! 入ったの??

ふさ「な、何であれが入っちゃうんですかぁ??」

私 「切れるかと思ったのに!」

ふさ「いや。何であのコースで、あの打ち方で、しかもあの体勢で、それでどーしてスタンドまで??」

それはホークスファンが「スタンドーまで飛ばーせ〜♪」と踊りながら歌ったから…じゃなくて、何ででしょうね?? 私も「お、あれぇ? えぇっ?!入ったのぉ?!ウッソー!」と思ったし。

それはともかく、前後と右隣りはしょげ返り、ふさ君は「信じられないモノを見てしまった!」と、しょげるのも忘れてメモを取る(ネタにするのかな、熱心だねぇ)。当の打たれた工藤は苦笑いをしていた。何故入ったんだろうね?(笑)

ところで私の右隣りにいたジャイファンの男性は3回位でいなくなってしまった。左右をホークスファンに挟まれ、いたたまれなくなったのか? 根性ねぇなぁ。私なんか左右だけでなく、更に「前後」も囲まれとるんやでぇー。左隣りは「連れ」とは言え、いたたまれなくなるの、私の方でしょー。

TVを見ると(観戦記執筆用に?ビデオ録画していたのだ)、掛布氏が「ダイエーの選手はファーストベースまでの全力疾走ってのが素晴らしいですねぇ。シーズン中から」とおっしゃっておられた。

あのう…、その通り何ですが…、シーズン中からも見て下さっているのは嬉しいが…。でもなぁ…、パリーグは大体みんなそうだよぉ? 見てる方が「こらぁ〜、何ちんたら走ってるんだよぉ」と煩いから(?)。

ウィルソン(ファイターズ)何か、足を引きずりながらも駆け込んでくるもん。彼はホームラン打者だからアウトになっても、次の打席で取り返す事だって出来るだろうに、結構早い回から全力疾走するぞ? セリーグは違うの?「全力で」走らないの??

2回裏、村田の4球目は1塁側のファウル。秋山「まさか?」の落球。大観衆には慣れているはず…、あっ「東京ドームの大観衆」には慣れていない。そーか成程、ポン!…って「ポン!」ぢゃぁねぇよ!(事実だが…)

ハムだって昔、秋山さんが西武にいた頃に西武戦でこの位…これに近い大観衆を集めた事、あるよ!(93年8月)あの時は知人のハムファンでKさんってオッサン(故人)、「ほら2階のジャンボスタンドまで満員だよ〜」って嬉し泣きしてたんだぞ!(実話だが、何の話だよ…・汗)

困った事にホークスの“核弾頭”とも言うべき1番打者の柴原があっさり打っちゃう。積極的なのは、結構だが、もう少し粘れ…。「♪ここーで ぶちーかませ〜 鍛えた腕見せーて」くれないし…(泣)。応援歌もそこまで行かないし。続きは「♪力は負けないーぜ 柴原打て」なのだが…(泣)。2打席目までに3球って、そりゃあんまりだ…。

4回、小久保の打席はレフト前ヒットになったが…、

ふさ「何やってんだぁ〜ッ!! 二岡ァ! しっかり取らんかーいッ(激怒)!!」

小坂なら取ってるぞー…とまでは言わなかったが、心の中で「あ〜ぁ、奈良原だったらなぁ…」とは思っていたかも? まぁ私もショートゴロだと思ったんで「らっきぃ〜♪」とは思ったが(笑)。(あ、そうか。ジャイのショートって二岡かぁ…)

ところがその裏、今度は村田の打球がセカンドベースに撥ねたものの、ボテボテとセンター前へ。鳥越、一歩遅く…。浜名(ヘルニアで10月上旬に手術)ファンの友人の代理で(?)ぼやく私。

私 「トリゴエー、浜名さんなら捕ってるぞー!」

ふさ「いや、フツーのセカンドは捕れるでしょう」

私 「それもそうか」

…納得してどーするんだ、二人とも。仮にも「プロの内野手」に対して失礼な…(一番無礼なのは、こーやって書いてる私か…)。余談ですが、村松のヘルメットには「15」だけでなく、「8」が目立つように貼ってあったの、お気づきでしょうか? 私はビデオチェックしてて気づきましたが。

5回から王監督、動き出す。調子を上げてきた若田部に代わって渡辺正和を出してきた。

ふさ「もう代えちゃうの?」

私 「う〜ん…」

何とも言えん。シーズン中に1歩交替が遅れてしまった為に、落とした試合を某チームで何度も見てる。また逆に、交替が仇になった試合も、このチームで見てる(私は忘れてないぞ、ペ○ラザ)。吉と出て欲しいものだ。その願いが叶ったのか、渡辺正和は主軸打者を三者凡退で切った。

6回裏、田之上。ふさ君と私、声をそろえて(なかったなぁ、そう言えば)驚く。えー、慶三郎?? 先発じゃないのぉー????

私 「もったいない…」とアタマを抱える。

ふさ「何で出すかなー?!」と首をかしげる。

こんな我々をヨソに「田之上って誰? 2軍?(確かに背番号大きいしなぁ…)」と思っていたジャイファンがドーム内に数人はいたかも…?

大きい背番号をナメるなよ〜! マルちゃん(マルティネス)だってライオンズ時代は60番だったし。他にもオバンドーが64、ジョニー(黒木知宏)も54だねぇ。

7回。そろそろ点取ってくれないかなぁ…。と思っていたら、松中ホームラン! しかも同〜点〜ッ!!…同点なんだよねぇ、まだ。なのにもう勝ったみたいにお祭り騒ぎのホークスファン。落ち着け! (人の事、言えねぇだろー、たけがわ!! 自分こそ連れ=ジャイファンのふさ君を忘れて、立ち上がって狂喜乱舞してたくせに!)

その裏は吉田修司。おぉ!「古巣に恩返し」になるか? しかし、彼が「元ジャイアンツのドラフト1位」と言う事を知っている人間は、この場内にも380人位いるかも知れないが、交換相手が誰で(岸川)、今何をやっているのか(CS放送で解説者)を知っている人はどの位いるんだろう…?

その前に7回にグラウンドでは何か、パラパラを踊りだした。グラウンドを指さしながら「…何?これ」と目でふさ君に問う私。「聞かないで下さい!」と無言で耳を塞ぎながら、激しく首を振りながらナミダ目で訴えるふさ君(ちょっと脚色)。なので、「無かったコトに」しよう…。

吉田修司は2回を投げた。「篠原は?」と疑問のふさ君。篠原…今年はちょーっとイマイチかなぁ…。修司に向かう、高橋と松井。この2人の主軸打者を、修司は簡単にセンターフライに切って取る。

上がる打球。期待を込めて立ち上がる(ふさ君を含む)ジャイファン。見えないので中腰で、透き間から柴原を目で追う私。柴原キャッチ! 座るふさ君(とGファン)、そのまま立ち上がってはしゃぐ私。また隣を忘れている(笑)。周囲から見たらどーゆーコンビだ、わしら…。

8回裏。二岡の応援がマリーンズの「GO!GO!大塚明!!」に似てる…と言うよりも、そのまんま。振り付けはともかくとしても。思わず河童ひろふみさんの図解を思い出して「GO!GO!大塚明!!」と小さくやってみる。どこに居るんだよ?大塚明…。

村田真一の打席の時にネクストで誰か素振りしてる。そりゃいるだろうが…。

ふさ「代打かなぁ、誰だろう?」

私 「(双眼鏡で覗く)えーっと…、46?」

ふさ「えっ?! 46?? 誰だっ!? 俺、まさか巨人の選手で名鑑見るとは思わなかった〜!!!」

オイオイ、私じゃあるまいし。結局出てきたのは川相だったが…、46に見えたんだけどなぁ…。46…、ホークスなら坊西で、ファイターズなら森本稀哲だよ♪(誰も聞いてないか)

9回に入る前に係員がハンドマイクで「巨人ファン、及び巨人のグッズをお持ちのお客様は、試合終了後、速やかにバックスクリーン方向にお進み下さい」と案内し始めた。ふさ君によると「いつも」らしい。ほう、そうか。私もメモを取ろうっと。でもホークスの攻撃じゃんよぉ〜! 

ところがいきなり代打が。何−?ニエベス?? 思わず座って(立ち上がってたのか?)先程の案内をメモする私であった(笑)。後に新聞記事によると、王監督もあまり期待せずに出したらしい。「三振でもいいや」ってか?

こんな私の投げやりな態度にムカついたのか(笑・でもアンタのバッティングにシーズン中、何度もムカついたのは、こっちじゃい!)、ニエベスの打球はライトスタンド、「興亜火災まごころ生命」の広告にブチ当たった! 

お見それしやした!ニエベス!! たまには、でっかいのが出るなぁ〜! 王監督もまた、「まさかホームランが出るとは思わなかった」と言ってしまった程だ。

9回裏、ペドラザ登場。頭かかえるふさ君と私。Gファンのふさ君はともかくとして、何でホークス側の私・たけがわまで…とお思いでしょう。が、私はペドラザで落とした試合を、少なくても2つ見てしまったのだ。しかも「今年」。…あ、でも両方とも西武ドームだったか。じゃ大丈夫…かなぁ?

心配性の私をヨソに「あっ」と言う間に終わってしまった、日本シリーズ第1戦。あ〜面白かった♪ 私の場合、第1戦と2戦はね(泣)。あぁ〜、どうして福岡ドームではラジオを引っ張ったんだろう? 済んだ事を言っててもしゃーないけどさぁ。

試合後、ドーム外で解散(?)した。私は早速バスを見送る為に階段を降りた。いつもより人が多くて大変だ。バスの出口に向かう途中でもうバスが出てきてしまったので、途中の歩道で送った。バスの中からはホークスナインが窓の外に顔を向けてくれていた(いつもは前を向いている人が多いのに)。皆さん、とてもにこやかだった。窓の外に手を振っていた選手もいた。

王監督は普段でも、割りと手を振ってくださる(負け試合はともかくとしても)。この時は見るからに上機嫌で、窓を開けて“見送り”のファンに笑顔で、ずっと手を振り続けていたのだった。ホークスの皆さん、ありがとう!

最後になったが、2つ紹介しておきたい「旗」がある。この日は福岡からも多数の「応援旗」が上京していた。その中にはシーズン中は関東ではまずお目にかかった事のない旗も多数あった。

私たちの座っていた席に1本は近すぎ、もう1本は遠かった為に、うまく写真に収めきれなかったが、直前に31歳の若さで急逝した藤井将雄投手の旗である。1本は「藤井将雄後援会」が作った旗。これは福岡ドームでご覧になった方もおられるかも知れない。

もう1本はレフトポールの近くにあったのだが、「藤井将雄よ 永遠に」と言う、真新しい旗である。こちらは静岡にも来ていたので、観戦会に出席された方はご覧になられたであろう。改めてご冥福をお祈り申し上げます。

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