7月18日 日本ハム−近鉄
(東京ドーム)

(東京都・かねこ たつや)

7月の中頃、一通のハガキが届いた。日本ハムのファンクラブ招待ハガキだ。7月18・19日のいずれかに招待してくれるらしい。18日に行くことに決めた。別に「あ〜その日は予定あんだよな〜」とか「もっと早く告知してくれよな〜」とはそういった類の葛藤はナシ。面白味全然ないなあ、もう。いやいや、試合は面白かった。もう爆笑。嘘。そーゆー面白さじゃない。なんかコワれてるぞ、僕。よし、立て直そう。

試合前に思ったことは、日本ハムにしても大阪近鉄にしてもとにかく「投手陣がダメだなあ」という頭でいたわけで。打撃に関しては「ビッグバン」だの「いてまえ」だのごつい二つ名が付いていたりするんだけど。とまれ「まあ、打撃戦になるんだろうな」と感じつつ試合開始。

予感的中、いきなり1回表。近鉄の攻撃をそのまま書くと、平下安打、水口四球、ローズ安打で1点、中村二塁打2点目、吉岡ホームランで更に3点。日本ハム先発下柳、1つもアウトが取れず降板。ゼロイニングノックアウトは初めて観たなあ。下柳は7月に入って先発で結果を出していたのに。

次いで1回裏、日本ハムは片岡の2ランが出て3点差、2回裏には野口のソロでまた1点。近鉄山村(オールスター出場おめでとう)も1回2/3でKO。3回表は下柳の後を受けて登板した建山(オールスター出場以下略)が、二死から鷹の如く¢髢にホームランを左中間へ。続けてエイバッドに不運な内野安打、武藤ヒットの後、的山がショート・レフト・センター間にポトリと落とす建山にとってはまたも不運な二塁打で2点を失う。建山ここで降板。

2番手はオレラーノ。いたのか…。この回は抑えるもののオレラーノ、4回表はランナー2人出して一死も取れずサヨナラ。4回表でとうとう4人目新谷。しかしこの新谷、オレラーノの残したランナーを1人は帰してしまうものの、この後7回まで好投。試合を立て直してくれた。

一方近鉄は2番手杉山がナイスピッチ。だってのに4回裏、左のウィルソンを取ったところで廣田へスイッチ。なぜ替える? しかもなぜ廣田? 他にもいるだろ。案の定、アウト1コは取ったもののその後満塁の場面を作ってルーキー奈良へバトンタッチ。二死満塁でバッター小笠原。ルーキーには荷が勝ち過ぎてるよ。

フルカウントまで行くが最後はライト前へ痛打。ついでに井出にも打たれて3失点。でも大丈夫だ奈良、悪いのは廣田だ、自責点も全部廣田だ。そして5回裏石毛から日本ハム更に3点奪ってこれで9対9の同点。5回終了時にやるYMCAはいつも以上にとてつもなく盛り上っていた。最大6点差を追いついたわけだからそれもわかるけど。

6・7回は双方無得点。石毛もランナーさえ出さなきゃまあまあいいんだけどなあ。5回も死球から崩れていったし。8回はランナーが出ながらもゼロ。日本ハムは5番手原田、6番手伊藤と、近鉄は石毛の後を柴田とつないでいく。

延長も覚悟した9回、近鉄が代打川口四球でノーアウトのランナーを出す。バッターエイバッド。最初バントをしようとするがヘタクソで失敗。仕方無くヒッティングに切り替えたら打っちまった。決勝2ラン。

エイバッドが決めるかねしかし。伊藤失意の降板。その後7番手厚沢が水口に2ランを打たれて近鉄は先発全員安打。9回裏は大塚が(セーブはつかないけど)登場、3人でピシャリ。勝利投手は6番手柴田、10年目の初勝利だそーで。おめでとう。しかしボロボロな両チームの投手陣の中で、好投したのが杉山と新谷という元西武勢。これ、ねえ。

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