3月18日 日本ハム−中日〜オープン戦
(東京ドーム)

(山梨県・早乙女修牙)

開幕までパは6日セは12日と迫ったこの日、ファイターズファンクラブの特典でタダで観戦出来る事もあり友人3人と東京ドームに向かった。

場内に入ってみるとプレーボール間近であるにも関わらず、思っていたより観客の入りが悪い。プロ野球人気の低下と不況の影響を感じる。

さて先発はバンチと岩本。1回オモテ3番福留の打席で144キロを計測、ヤケに球が速いぞ岩ちゃん。1回ウラ2番小笠原の打球が三塁を襲い、これを福留が左に大きく弾く。これが「名古屋名物」福留のエラーか、ドラゴンズの試合を観ているんだなあと実感する。

しかし小笠原は3番片岡の時、バンチの癖がわかっていないからか牽制死。片岡は低めの球をうまく掬い上げセンター前ヒット。しかし4番オバンドーが三振で無得点。

試合が動いたのは3回ウラ。2アウトから小笠原センター前ヒット、片岡の代打田中賢介もセンター前へ、大島監督、今年のオープン戦主力を引っ込めるのが早いぞ。開幕まであと6日なのにいいのか? それとも片岡は風邪が治りきっていないのか?

続くオバンドーが右中間を破る2塁打で2点先制。バンチは立ち上がりは非常に出来が良く、ファイターズ打線でも苦労するかとおもわれたが案外早く先制した。

4回オモテ1アウトから4番ティモンズ   ライト前ヒット、井上もライト前で続いた。岩本も3回まで安定していたのだがアンロー フォアボールで満塁にした後、7番立浪にもフォアボールで押し出し。

2アウト後、9番の登録はスイッチだが右打席一本の荒木に粘られレフトオーバー2点タイムリー、さらに1番関川が右中間を破る三塁打。どうせなら三塁にヘッドスライディングして欲しかった。

ドラゴンズこの回一気に5点。バンチも岩本もスタミナ切れるのが早いぞ、ああファイターズの開幕投手は金村だなあと実感する。

4回ウラ先頭の6番田中幸雄がレフトにホームラン。場内にはソロだからまだまだという雰囲気だったが、これは反撃ののろしにすぎなかった。1アウトから8番荒井良く選んでフォアボール。9番金子エンドラン失敗の後ショートにラッキーな当たり、これがフィルダースチョイスになりランナー1,2塁。

1番中村豊三振し、小笠原敬遠気味のフォアボール。やはりオープン戦とはいえ打たれたくはないであろう。次のバッターも片岡ではなく賢介に代わっているし。しかしその賢介がセンターにうまく弾き返し同点。田中賢介は若いがヒットを打つ技術は素晴らしい。

さらにオバンドーがレフトスタンドギリギリながらスリーランホームラン。ビッグバン炸裂しこの回6点8−5。5番のこの日は試合進行係の島田が三振でようやくチェンジ。

5回オモテ岩本はまだ続投、案の定、福留フォアボール、ティモンズレフト前ヒット、井上ライト前ヒットで満塁。ピンチになるとストレートで押す岩本−野口のバッテリー。ちょと低いボールだったがアンローを見逃し三振。アンローは球審に文句を言っていたがその気持ちは解る。続く立浪セカンドダブルプレーでノーアウト満塁は案外点が入らないの言葉通り? 無得点。

6回オモテバッテリーが厚沢−実松に交代。先頭の鈴木郁洋がフォアボールで出塁したのに、続く荒木が簡単に打って出てサードゴロ併殺打でまたしても相手を助けてしまう。厚沢は今年こそ初勝利なるか。

7回オモテ先頭の2番井端センター前で出塁。2アウトから井上がセンターにタイムリーを放つが、自身が中途半端な走塁で挟殺。またまた相手を助けてしまった。

9回オモテピッチャーは8回の新谷を挟んでミラバルへ。荒木がライトに抜けそうな当たりを放つが、金子が球際の強さを発揮してアウト。関川が歩いたが井端セカンドゴロ、福留三振で試合終了。8−6でファイターズの勝利。

ちなみにドラゴンズは野手の交代が全く無かった。勝利投手は(一応)岩本であったが、オープン戦なのでヒーローインタビューは無かった。やればいいのに。ま、あってもヒーローはオバちゃんであろう。

前日ファイターズ首脳陣から、マウンドの土が柔らかすぎるとクレームがつけられたとスポーツ新聞に載っていたが、試合後、大島監督と森コーチがマウンドで球場関係者を交えて何事か話していた。おそらくさらなる改善を要求していたのであろう。

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