3月9日 中日−ロッテ〜オープン戦
(岡崎市民球場)

(京都府・ふさ千明)

職務命令による研修生活も終盤に入り、ようやくゆとりも出てきたこの時期。思い立ってマリーンズのオープン戦日程表を見ると、この日が岡崎で翌10日が岐阜となっている。どちらも未訪の球場だが、岐阜長良川に比して岡崎でのマリーンズ戦は貴重と思い、また翌日も休みという点も気に入り岡崎行きに決定した。せっかくなので野球カルト倶楽部の「電光掲示板」及び自前の携帯サイトに告知をかけておいたのだが、見事に間が悪く単独観戦と相成った。

ちなみにこれより1週間前、鹿児島でのオープン戦を見に行こうとして諸事情で断念した際は見事に雨天中止で「見に行こうとしただけでこれか?」と慄然としたものであったが、そんな心配をあざ笑うようにこの日は見事な晴天。野球日和に心弾んだ。

途中で買ったスポーツ新聞の予想によると先発はM・シコースキーとD・紀藤とのことで、これがまたやたら私好みで期待が膨らむ。宇治から京都駅へ。そこから新幹線で名古屋へ。そして名鉄に乗り換えて東岡崎に到着。球場行きバスの発車時間まで結構あったので駅ビルのロッテリアでカツレツバーガーを買う。いつもの「ロッテが勝つ」のゲン担ぎである。

バス乗り場へ行くと、もう行列が。人気があるのはいいことなので座れなくてもいいか、くらいの気持ちで並ぶ。しかし、バスが来ない。定刻になっても定刻を過ぎても来ない。これしか交通手段がないので続々人は集まって来るというのに…。困惑していると、直通の臨時便が出るとのアナウンス。晴天の土曜日、しかも地元ドラゴンズのオープン戦、そして遠隔地だろうとそれをものともせずやってくる、一部で「少数精鋭」と称されるマリーンズファン。これだけ条件が揃えばバス1台で運びきれるわけはない。

ようやく来たバスに乗り込むと、直通臨時便の車内はマリーンズ号もかくやという混み具合&マリーンズ談義。耳を傾けるまでもなく札幌で行われる開幕戦を見に行く話などが漏れ聞こえてくる。私は幸いにして座れたので車窓を眺める余裕もあった。初めて訪れる岡崎の町並みは緑の目立つ程度で、通ったルートが悪かったのか特に歴史を感じさせるものには出会わなかった。

そうこうしてバスに揺られること20分ほどで球場が見えてきた。Y字の照明塔が「懐かしい」と思えてしまうのはドーム全盛のためだろうか。バスが着くと、外野か内野かちょっと迷ってしばし考え、その後おもむろに外野席のほうへ駆けだした。好天に恵まれたこともあって芝生席に座ってみたくなったのだ。

傾斜をあがっていくと、そこには「外野席販売」という張り紙をしたワゴン車が止まっていた。吹き出しそうになりながら列に並んで購入する。私は球場で観戦するようになって15年以上になるが、こういうのは初めての経験だった。ちなみにチケットは当世流行らしい味気ないものではなく風情溢れるしっかりした出来だった。しかしどうしてもワゴン車のインパクトが強すぎた。こういうのも地方球場らしさと言っていいものかどうか迷いつつ中へ進む。迷うことなくレフトスタンドに向かい、その中程に新聞紙を敷いて陣取る。周りはマリーンズのビジター用ユニフォーム(以下ビジユニ)を着たひとたちで一杯である。

好条件が揃っていることを考えても、なかなかの入り。先発はスポーツ紙の予想通りシコースキーと紀藤。腰を下ろすとすぐにオーダー発表があった。オーダーは先攻マリーンズが1番ショート小坂、2番セカンド酒井、3番ファースト福浦、4番DHボーリック、5番レフトメイ、6番センター大塚、7番サード澤井、8番ライト喜多、9番キャッチャー辻。そして先発ピッチャーがシコースキー。

”兄者”初芝が居ないのが寂しい限りだが、あとはまぁ公式戦でも見劣りしないオープン戦の好オーダーと言えるのではないか。喜多&辻のルーキーコンビが見られるのも嬉しい。

ドラゴンズが1番センター波留、2番ショート井端、3番ライト福留、4番サードゴメス、5番セカンド立浪、6番ファースト山崎武、7番レフト井上、8番DHブレット、9番キャッチャー柳沢。そして先発ピッチャーが紀藤。

こちらもオーダーは公式戦にも遜色のない顔ぶれ。特に8番が新外国人なのが怖いというかなんというか。ふつーはクリーンナップかせいぜい6番だと思うんだけども、やはりそこに置かないと言うことは、層が厚いかそうでなければその選手を8番相応と判断したと言うことで。山田監督正直というか何というか。

しかし、打線で泣いたドラゴンズよりもなお重量感に欠けるマリーンズが物悲しい。しかしそんなことも言っていられない。周囲は盛り上がってきた。ビジユニ着用の黒色軍団が横断幕を広げ、旗を振り出し、そして「L・O・T・T・E〜Oh LOTTE!」の声がした。

それに刺激され私もビジユニをバッグから用意し、急ぎ着込む。試合開始まで若干余裕があるので何か買いに行こうかと思ったら中日新聞社のヘリが現れた。何事かと思ったら降りてきて始球式用のボールを投下した。

それから程なく試合開始のアナウンス。また同時にスタンドインしたボールのプレゼントやサインボールの投げ込み等、公式戦並みのサービスが行われることも告げていた。よいことである。

サインボール、レフトスタンドへはほとんど来なかったが、まぁいい。ビジターに投げ込んで投げ返されるようなこともあるようで、この辺はやむなしか。始球式は岡崎市長。結構いい球を投げてたので、投球後拍手と声援を受けていた。

プレイボール。1回表マリーンズの攻撃。

先頭の小坂がいきなり1,2塁間を破るツーベース。酒井が送って1死3塁。3番、首位打者福浦登場。高まるテンション。初球攻撃はレフトへ大きなフライ。ポール横へそれてファール。次の球、センターへ丸みを帯びた軌道のフライがあがる。犠牲フライとなって1点先制。M1−D0。そつのない攻撃。

4番ボーリック、ライト線を破ったものの、ファールかと見まごうような打球であったため、迷った分出足が遅れた。それでも果敢にセカンドを狙って走るボーリック。ライト福留から戻ってくるボール。結果は‥‥アウト! スリーアウトチェンジである。送りバントに犠牲フライに走塁死でスリーアウトって初めて見たかも知れない。


1回裏ドラゴンズの攻撃。

波留を三振に取る。井端の打球はシコースキーへと向かう。これを足で止め、ファーストへ送球。ガッツプレー。オープン戦とはいえ闘志充分。しかし当然そんなことをすれば痛いわけで。マウンド横で慌てて飛んできたトレーナーから治療を受けていたのだがこれで降板となるといささか間抜けだなぁ、とか思っていたらちゃんと続投。福留フォアボール。ツーアウト取ってからランナーを出してしまうのは去年からの悪い癖だ。しかしここはゴメスをライトフライに打ち取りチェンジ。


2回表マリーンズの攻撃。

メイの打球に立浪が垂直ジャンプ!一寸及ばずライト前ヒット。大塚明登場。名物応援「GOGO大塚明体操」炸裂。レフトスタンド客席一部の視線がグラウンドではなく客席に向かう。しかしレフトフライ。続く澤井もショートゴロ。この間にメイが2塁へ進塁して2死2塁。そしてドラ1ルーキー喜多が登場。選手としてみるのは今回初めてであり、自然と期待がわき上がった。しかし見たところ素人目にも変化球への弱さがアリアリとわかり、肩が少し下がってしまう。特に5球目、緩いカーブを為すすべなく見逃したところなんかは、レフトスタンドからでも意表をつかれて身体が動かなかったというのがよく分かった。前途は厳しいようだ。結局最後も変化球を見逃し三振でチェンジ。


2回裏ドラゴンズの攻撃。

立浪レフトフライ、山崎見逃し三振と仕留めておいて井上にセンター前へ運ばれる。やはりツーアウトからランナーを出してしまう。ブレットをショートゴロに切って取って事なきを得たので問題はないのだが‥‥少し不安。


3回表マリーンズの攻撃
はあっけなく三者凡退。酒井が引っ込んでセカンドには渡辺正人が入る。


3回裏ドラゴンズの攻撃。

先頭の9番柳沢がライトへ運ぶ。さすがジャイアンツからブルーウェーブを経てドラゴンズにやってきた苦労人。谷繁の加入で厳しい状況だがそれを堪え忍ぶ強さがある。波留セカンドゴロで柳沢はセカンドへ。井端ライト前ヒットもホームへ帰れず1死1,3塁。福留レフトへの大飛球は犠牲フライとなって、これで1−1の同点。ライトスタンド、『燃えよドラゴンズ』の大合唱。ゴメス、2球目を引っかけてセカンドゴロチェンジ、と思ったらランナーが塁に戻っていく。ボークらしい。いつも思うことだが、こういう分かりづらい状況の時は審判が説明するとかそういう配慮が欲しい。この打ち直しはレフト前ヒット。ドラゴンズ逆転でD2−M1。『燃えドラ』を再度合唱している。続く立浪フルカウントから空振り三振でようやくチェンジ。貧打マリーンズには重い2点が入ってしまった。


4回表マリーンズの攻撃
、の前にアナウンスが入った。ドラゴンズのピッチャー紀藤に代わって久本。先頭の福浦、波留の横を抜くツーベースヒット。4番ボーリック。「Let's go Bolick!」の声響く中、ライト方向へ。レフトスタンドの誰もがヒットを確信した打球に立浪が飛びつく‥‥‥アウト!ベテランとは思えぬこの動きの良さとボールへの執念。これにはレフトスタンドからも嘆声だけでなく拍手が生まれた。「Let's go D・May!」なおもチャンスは続く。昨年ボーリックと共に、ロッテ球団ではリー兄弟以来の外国人30本コンビの担い手メイ。ボール2つとファール2つ。高まる緊張感の中、注目の5球目。打球は空に飛ばず転々とピッチャーの前に。ピッチャーゴロ。しかしなおも2死2塁。チャンスは続く。そして大塚の打席だ。待ってましたとビジユニ着込んだ黒色軍団「GOGO大塚明」のかけ声&体操再び。早打ち傾向の大塚が意外と粘り6球目まで行くが、高く打ち上げてライトフライ。チェンジ。


4回裏ドラゴンズの攻撃。

山崎はあっけなく、井上・ブレットは粘って、いずれもゴロに打ち取られてチェンジ。ほっと一息。


5回表マリーンズの攻撃。

攻守交代時にビジユニ組が『俺達の誇り千葉マリーンズ』を合唱。「俺達の誇り千葉マリーンズ どんなときも俺達がついてるぜ 突っ走れ勝利のために さぁいこうぜ千葉マリーンズ ラララララララー」と2度。1点差で負けていても、この歌できっちりあがるテンション。しかしそれだけではどうにもならず澤井・喜多と倒れて早々ツーアウト。辻の打席で代打里崎がコールされる。里崎智也。マリーンズの捕手陣では打撃ナンバーワンという評判だが惜しいことに私はまだその真価発揮の場面に居合わせたことがない。今日は是非見せて欲しい。1−1の並行カウントからの3球目、鋭い飛球がバックネットを叩いた。その後ボール2つでフルカウント。次の球を又ファール。結局粘り勝ちのフォアボールで2死1塁。続く小坂ライト前ヒットでチャンス到来。打席には渡辺正人。どっちかというと守備の人というイメージが強いのでどうかなー、と思ってみていると打球はライト福留の前で跳ねた。セカンドランナー里崎、サードを回って躊躇。しかしベースコーチのゴーサインに従って突っ込む。明らかにボールのほうが先に来てアウト。チェンジ。あーあ、と脱力のレフトスタンド。次は首位打者福浦、無理することはなかったと思うのだが‥。


5回裏ドラゴンズの攻撃、
の前にアナウンス。シコースキーに代わって薮田がマウンドへ。柳沢レフトへ飛ばした打球はメイの横を抜くツーベース。波留・井端とセカンドゴロでツーアウト。福留、技ありのレフト前ヒットでD3−M1。ライトスタンド、『燃えよドラゴンズ』三たび。なおもランナーを置いて4番ゴメス。初球を打ってショートゴロでチェンジ。サードゴメスに代えて渡辺がコールされる。これでピッチャーが渡辺俊介になれば渡辺の投げたボールを渡辺が打ち、渡辺が処理してアウトという場面が可能なのだが。


6回表マリーンズの攻撃。

福浦レフト前ヒット。ランナーを置いてボーリックの打席、レフトスタンドで始まるボーリックジャンプ。見よう見まねで跳ねる子供達。期待された打席、しかし打ち上げてしまいサードファールフライ。なおもつづくはメイ。その7球目、一撃必殺を期して振り回したバットにボールがかろうじてかすり、こつん、という音がしてファール。そのフォームと音のギャップに思わず腰砕けるマリーンズファン。結局空振り三振。そしてスタートを切っていた福浦も盗塁失敗。スリーアウトチェンジ。今日はホントに走塁死が多い。こういうのは「アグレッシブな姿勢」なんだろうか。


6回裏ドラゴンズの攻撃。

立浪セカンドゴロ。守備ではしばしば好プレーを見せたが打つ方はぱっとしない。山崎、ボールスリーから打って出てセンター前ヒット。代走荒木。井上レフト前ヒット。この時荒木が好走塁。サードを陥れる。1死1,3塁。井上に代走蔵本。ブレット空振り三振で、本日ここまで2安打、恐怖の9番バッター柳沢登場。センター返しは見事なタイムリーヒットで猛打賞。D4−M1。もうダメかなー、という点差になってきた。この場面でバッターはトップに返って波留。しかしサードゴロでチェンジ。どうにも波留が精彩を欠く。ベイスターズ時代はもっと“元気”だったような気がするのだが…ちょっと心配である。


7回表マリーンズの攻撃。

攻守交代時にビジユニ着た人たちが恒例の“Take me out to the ballgame”をみんなで歌う。さすがに千葉マリンとは違って風船は飛ばせないが。その間にアナウンスがあり、さっきの攻撃で代走のした荒木、蔵本そのまま残りそれぞれセカンドとレフトへそれぞれ守備につくとのこと。しかしレフトで背番号57を見ると彦野を思い出してしばし懐かしんでしまう。あのはつらつプレーは他球団のファンから見ても好感が持てたなぁ、とか色々と。3点差で負けててそれどころじゃないんだが。

この回先頭大塚、体操の炸裂する間もなく初球攻撃でレフト前ヒット。澤井も続いてセンター前ヒット。久本降板、ピッチャー小山。そして喜多に代打立川が告げられる。小山、2塁へ牽制するもボールはグラブに納まらずセンターへ点々と転がる。これで無死2,3塁。立川センター前ヒットでようやく得点が入る。M2−D4。里崎センターへのフライで澤井がタッチアップ。M3−D4。その差1点! なおも1死2塁で打順はトップにかえりここまで2安打の小坂。トトロのテーマに載せた「はしろ〜はしろ〜小坂は元気〜」の応援で盛り上がるレフ
トスタンド中央部。カウントワンスリーからの4球目、打ち上げてしまいキャッチャーファールフライ。続いて先ほどヒットを打っている渡辺正人。空振り三振でチェンジ。


7回裏ドラゴンズの攻撃。

その前にやはり『燃えよドラゴンズ』の大合唱。つられて「もーえよどらごんずー」と、迂闊に歌ってしまいそうになったが、なんとかこらえた。井端ショートゴロ。福留の打球は大きく伸びて右中間のセンター寄り、大塚が必死に走る横を楽しげに跳ねた。その間に福留は駆けに駆けてサードまで。三塁打。ゴメスにストレートのフォアボール。立浪に代えて代打大豊。薮田交代、「藤田か?」という予想は外れ川井がコールされる。これがマンガなら「川井?」という疑問符付きの吹き出しが空一杯に満ちるところだが、これは別に川井が悪いピッチャーというわけではない。むしろ私などは川井を見られてよかったとは思っているが、去年の公式戦のパターンから言うとここは藤田が投入されていたというそれだけのことで。これが今年の新パターンになるのか否か。今後に注目したい。川井対大豊、大豊は左対左を苦にもせず、2球目をあっさりライト前に運び1点追加、D5−M3。荒木ショートゴロ、ショート小坂掴んでセカンドに入り、ワンステップでファーストへ。ダブルプレーでチェンジ。いつまで続くんだと思っていたが終わるときはあっけないものだ。


回表マリーンズの攻撃。

この回からドラゴンズのショート、井端に代えて久慈が入る。先頭の福浦、ヒットを打てば猛打賞。そしてそれはチームにとっても追撃の狼煙となりうる。期待を背負って打った打球は、嘆息と共にファールグラウンドへ。渡辺掴んでサードファールフライ。続くボーリックに代打佐藤幸彦。我らが苦労人の登場に幸彦コールが響くも、結果はサードゴロ。そしてメイ空振り三振でチェンジ。クリーンナップ三者凡退はやはり悲しい。


8回裏ドラゴンズの攻撃。

マウンドには川井に代わって藤田の姿があった。また、渡辺正人がサードに回り澤井がファーストに回り、福浦のところにセカンドとして青野が入った。勝っているなら守備固めなんだ…。負けているときに攻撃力下げられるとちょっと。

先頭の蔵本ライト前ヒット。ファーストから次の塁を狙う仕草なんかはホントに彦野っぽい気がする。次打者ブレットに代打藤立次郎。藤立、ブルーウェーブ時代にはおなじみだったのであるが、今年からは目にする機会も減るかなぁ‥‥などとしみじみ浸っていたらランナーがてくてく2塁へ進んでいる。ボークだったらしい。今日2つ目だ。しかもマリーンズばっかり。藤立は結局センターフライ。そしてまた柳沢に打順が回る。かなり手痛い目に遭わされたので今度こそ、と思っていると空振り三振。そして迎えるは、これが公式戦ならマリーンズファンは帰宅後うなされているであろうほどに大爆発の9番柳沢。ここは藤田が意地を見せ空振り三振に打ち取る。波留もピッチャーゴロでチェンジ。ようやくドラゴンズの連続得点が途切れた。


9回表マリーンズの攻撃。

ピッチャー小山に代わりギャラードがコールされる。「そこまでして勝ちたいかー」というツッコミは、はて、誰の物だったか。確かにこの時レフトスタンドで響いていたことだけは確かなのだが。そりゃあ勝ちたいだろうなぁ、向こうはまだオープン戦で勝ってないし。また、ドラゴンズはDH制をやめ、9人制に。波留に代えてギャラード、蔵本がセンターに回り代打した藤立がレフトに入った。
我らがコバマサこと小林雅英もいいストッパーだが、ギャラードもいい。速球主体の組立で大塚・澤井・立川が、手も足も出ない。全て三振。ゲームセット。

しかし、敗戦独特の虚脱はやってこなかった。オープン戦だからだろうか。はたまた今日のこの環境のせいだろうか。どちらにしても、来てよかったと心底思えている。バスに揺られて、再び東岡崎駅へ。名古屋へ戻る途中、神宮前駅で下車し「蓬莱軒神宮南門前店」へ。名物ひつまぶしを食べる。そして駅に戻る途中できよめ餅を購入し、さらに金山で下車しダラ球会のヌエさんと合流して、駅からほど近い「和風喫茶松月」にてわらびもちセットを食べる。野球が見られて美味しいものを食べて。大変満足な1日であった。

M3−D5。勝・紀藤、S・ギャラード、敗・シコースキー。

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