3月6日 オリックス−広島〜オープン戦
(グリーンスタジアム神戸)

(兵庫県・兄やん)

開門予定時間・12時。空模様は雲が多く少し危うかったが、予定の時間通りに球場の門は開いた。今度こそ正真正銘の、新しくなったグリーンスタジアム神戸の“お披露目”だ。もし予定通り3月1日に開催されていれば、タレント吉岡美穂の始球式、漫才師おかけんたによる国歌斉唱などの豪華イベントが目白押しだったが、平日のため、これといってイベントはない。まばらな観客に、静かに見守られながら、同球場の2003年は幕を開けた。

球場入りして、真っ先に目がいったのは、昨年までとは違うグラウンドの色だった。今年から“赤土”に変更になり、天然芝とのコントラストが鮮やかで美しい。

そして、噂の「フィールドシート」(新設)を見に行った。場所としては、昨年までのブルペンの位置にある。文字通り、ベンチに座っているのと同じ目線でグラウンドを見ることができる。ただでさえ内野席のフェンスが低いこの球場だが、それ以上に臨場感があふれる。

ファウルボールが直接飛ぶ可能性が高いので、あらかじめグローブを用意する必要があるそうだ。また、各席に透明なボード(上げ下げ自由)が設置してあり、安全対策にぬかりはない。運が良ければ選手と直接触れ合うこともできる。今日は、広島のハースト外野手がこどもたちにサインを書いている姿が見られた。ブルペンももちろん位置を移動し、きれいに改修されている。

12時30分頃、ブルーウェーブのイメージソング「リトル・ネプチューン」が流れた後、スタメン発表。

広:7福地、4木村拓、6シーツ、3新井、DHハースト、9朝山、5松本奉、8廣瀬、2石原、Pニューマン
オ:DH谷、6塩崎、7ブラウン、3山崎、5シェルドン、9塩谷、4進藤、2前田、8竜太郎、P小倉

スタメン発表後は、ブルーウェーブ応援歌「ビクトリーマーチ」が流れた。これらの音楽を聴くと、今年も野球シーズンが始まったな、と思わせてくれる。試合開始時刻・13時。始球式といったイベントもとくになく、小倉の第1球が放られた。その初球を福地がライト前にはじき返す。記録はヒット。あっけなく、GS神戸の今季初試合は開始した。

その福地は次打者木村拓のときに盗塁、二塁に進塁。その木村が犠打で三塁進塁。つぎのシーツが犠飛で、ホームイン。足のスペシャリスト・福地の持ち味を生かした効率的な点のとり方だった。ちなみに福地は、この試合でもう一回盗塁を成功させた。打撃面でも4打数3安打の猛打賞、今年は走塁打撃ともに、攻撃面で欠かせない選手になるかも。

また、朝山が2打席連続でレフトスタンドど真ん中に落ちる本塁打を放ち、結果的に試合の行方を決定づけた。もともと守備で定評があるので、いい打撃面のアピールになったはずだ。

オリックス投手リレーは、小倉―萩原―嘉勢―川口―今村の半分元野手リレー。川口の制球難は相変わらず。ストライクの球数とボールの球数がほぼ同じとは…。しかし、曲がりなりにもストライクで投げた球は打ち取っているので、結果的には2回無失点で「抑えた」ことになる。打者としては死球を覚悟しないといけないので怖いかも知れない。(今日も死球あり)石毛監督が三塁コーチボックスでサインを出す姿も印象的だった。これが今年のスタイルらしい。

試合終了と同時に小雨がパラパラ。何はともあれ、GS神戸今季初試合の観戦は果たすことができました。メデタシ、メデタシ。

広 島 1 1 0 1 0 0 0 0 0   3
オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 0   0

<広島>ニューマン、鶴田、西川、玉木―石原、木村一
<オリックス>小倉、萩原、嘉勢、川口、今村―前田

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