3月4日 サーパス−阪神〜ウエスタン教育リーグ
(グリーンスタジアム神戸サブ球場)
(兵庫県・兄やん)
やっと、神戸での今年のプロ野球がはじまった。筆者にとって今季初観戦、さらに生まれて初めての「教育リーグ観戦」だった。
11時50分頃に球場に到着。グラウンドでは、サーパスの選手が試合前練習をしていた。ユニフォームは「ブルーウェーブ」。公式戦に入ったらサーパスのユニを着用するのだろう。この時点では、当然お客さんはほとんど入っていなかったわけだが、それでも30人程度はいたと思われる。
12時40分過ぎからうぐいす嬢のアナウンスが始まったが、音量が適切でない。何度となくマイクテスト、音量がちょうどよくなるのに時間がかかった。12時50分近くになってやっと、スタメンが発表された。しかし、教育リーグという名称でなく「練習試合」。そしてユニフォーム同様、サーパスでなくて「オリックスブルーウェーブ」。教育リーグは公式試合ではないから、これでいいのか。
また、スコアボードの表示もおかしかった。オーダーの欄、守備位置の番号のみで選手名がなくて、何がなんだかわからない。審判の名前も表示されず。今季初試合ということもあるのか、試合運営の端々に手探り感が見られた。
先発メンバーは、
阪神・・・9高波、6斉藤、5梶原康、8桜井、7的場、3喜田、2狩野、4田中聡、DH新井、P安藤
サーパス・・・8早川、5牧田、6後藤、9迎、4福留、DH高見澤、3板倉、2上村、7肥田、P小川
以上のオーダーで、12時58分頃プレーボール。
小川は3回無失点で安定したピッチングを見せ、次回はもう少し長いイニングの登板を見てみたい。安藤は6回2失点で、調子が良いイニングと悪いイニングでばらつきがあり、課題を残した。ブルペンではカツノリの元気な声が響く。
5〜6回あたりでカツノリに受けてもらっていた柴田が、安藤に次ぐ2番手に指名された。7回裏は投球のリズムが良く、いい当たりの打球を打たれたものの味方野手の好守に助けられて結果的に3人を打ち取った形に。8回裏は2連続三振、1安打のあとの打者を完璧に打ち取って、2回無失点で役目を終えた。
直後の9回表は、サーパス守備陣の拙守に助けられて阪神が3点勝ち越し。そのまま9回裏は中林が抑え、ウエスタン教育リーグ開幕戦は阪神の勝利で幕を閉じた。
阪 神 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 5 | |
サーパス | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
<阪神>安藤、柴田、中林−狩野、東
<サーパス>小川、相木、島脇−上村、高橋
天候はひじょうに寒く、時折小雪もちらついた。しかしそんな寒さに反して、スタンドには最終的に70〜80名の観客が集まり、グラウンドを駆け回る若い力に“熱い”視線が注がれた。というか、この季節のこの曜日のこの時間帯にわざわざ観に来るくらいだから、当然といえば当然か。