現代ユニコーンズ
イースタン教育リーグ参加全試合観戦記

(2001年3月6日〜13日)

(東京都・むさし)

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第4戦 3月9日・対西武(西武ドーム)

西武線に乗り西武球場前へ。レオライナーに乗っていると、車窓から西武第三球場に選手の姿が見えたので、西武ドームへ行く前にちょっとそちらへ寄ってみた。すると一塁側のブルペンで松坂とデニーが並んで投球練習をしていた。

その後11時45分頃西武ドーム入口へ。何やら100人以上の団体がゾロゾロと入場していたので、つられて一緒に入場する。するとその団体は外野芝生席に入り昼食を食べ始めた。実はこの団体は、隣接する狭山人工スキー場に来た小平二中の生徒で、スキー教室の合間に西武ドームの芝生席で昼食を食べていただけであった。


芝生席で昼食を食べる小平二中の生徒

そこで一旦退出し、12時の正規の開門とともに再び入場。なお、この試合はフランチャイズ球場での開催ながら、前3戦同様入場無料であった。

12時15分にスタメンが発表。4試合目にして初めて選手名がスコアボードに表示された。これでようやく現代の選手名がわかる。先発投手は西武・潮崎、現代・朴将○。

※ここで注…韓国人選手名の漢字にはパソコン上で表記出来ないものがあるので、その部分に関しては○で代用します。

ちなみに場内アナウンスでは、チーム名を過去3試合では全て「ゲンダイ」と発音していたが、今回は「ヒュンダイ」と発音していた。

また背番号17の外国人選手の表記が、スタメン発表時には「キンラン」となっていたが、試合開始直前になって「クオラン」に変更された。後でこの日のJスカイスポーツのテレビ中継のビデオを見たら、この選手のアルファベットの綴りは、「QUINLAN」となっていた。どっちが本当の読み方なんだろう。


スコアボードにはようやく選手名表示が

12時半にプレイボール。なお、審判は西武のホームゲームながら意外にもセ・リーグの担当だった。1回表、現代は1番田凵宸フヒットと前日3ホーマーの4番ピリプス(この選手の表記も何だか怪しい。アルファベットは「PHILLIPS」)の内野安打で2死1、3塁のチャンスを掴むと、5番沈正洙がレフト線へ二塁打を放ち、前日に続き先制点をあげた。しかも相手投手は潮崎である。今日の現代はちょっと違うかも…。

ところがその裏、先発の朴は長短打と四球でいきなり無死満塁のピンチを作る。ここで4番玉野を打ち取り1死を取るが、続く5番高山久の併殺コースのショートゴロが二封のあと一塁悪送球となり2者生還。またも守備にミスが出て西武にあっさりと逆転された。

さて、このへんでちょっとスタンドの様子を。観客数は過去4試合で最低の約50人。しかも一塁側スタンドにはカメラマンと係員しかいない。これじゃぁ、両チームの関係者を含めた人数よりも少ないだろう。

収容公称5万人(大ウソだ)の西武ドームにこの人数とは…。ドームの屋根の隙間から吹き付ける風が余計寒く感じられた。西武ファンはファームには関心が薄いのだろうか。

ちなみに外野席にいた小平二中は、試合開始後も10分間くらいは場内に残っていた。中にはゲームを眺めてる者もいたが、芝生席を嬌声をあげて走りまわっている者もいた。現代の選手達は「一体アレは何なんだ?」と思ったことだろう。


閑散としたスタンド(左にいるのはテレビカメラマン)

話を試合に戻す。3回裏、西武は3番貝塚、4番玉野の長短打で1点を追加。潮崎も2回以降は安定したピッチングで、このまま試合は西武ペースで進むものと思われた。

5回裏、現代は2番手投手としてサウスポーの馬一英にスイッチ。西武は先頭の1番柴田がヒットで出塁。ここで2番水田の送りバントを馬が一塁に悪送球。またもや現代にミスが出た。これで無死1、3塁。しかしここで3番貝塚が見逃し三振。4番玉野が内野ゴロ併殺打でチャンスを潰した。

これで流れが変わった。6回表、現代は5回2死から登板した西武2番手星野から1死1、2塁のチャンスを作ると、5番沈正洙がまたもレフトへタイムリー二塁打。さらに6番クオランも連続二塁打でこの回3点をあげ逆転した。そして7回表には、1死2塁から2番朴鐘浩の左中間二塁打で点差を2点に広げた。

8回裏、西武は先頭の6番小牧がライト前ヒット。続く7番代打河田が右中間に三塁打。1点差に詰寄りなおも無死3塁という絶好のチャンスを迎えた。しかし途中出場の8番ルーキー野田が三塁ファウルフライ、9番代打大塚見逃し三振で走者を進められないまま2死となった。

ここで現代は投手を魏在永にスイッチ。1番柴田が四球で出塁して1、3塁となったところで、西武はダブルスチールを敢行。しかし捕手からの送球を投手がカットして三塁走者が三本間で鋏殺。西武は絶好の同点機を逸した。

9回裏、西武は2死から4番玉野の二塁打が出るが、最後のバッター高山久が三球三振。現代は4戦目にしてようやく来日初勝利をあげた。恒例の記念撮影のあと、現代の選手はネット裏のビクトリーロードを通って送迎のバスに乗り込んだ。

最後にちょっとマニアックなネタ。ネット裏にスコアラー役として現代の選手が2人座っていたのだが、その2人の帽子を見比べてみたら微妙に違うことに気が付いた。

ともにマークは「HD」で、黒にダークグリーンの庇という基本的なデザインは一緒なのだが、一方は空気穴の部分も黒で後頭部に長方形の「マスコットマーク」が入っている。もう一方は空気穴がダークグリーンで後頭部にマークは無し。第1戦では違う帽子を被っていたし、「野球帽マニア」としてはちょっと気になったぞ(笑)。


恒例の記念撮影

 

現代  
西武  

第5戦・対巨人へ

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